小学校で必修化されたこともあり、プログラミングの授業が徐々に浸透してきています。

 

家の近くでチラシやのぼりを見て、気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

でも実は、プログラミング教室には様々な種類があるんですよ。

 

今回は、それぞれの種類を簡単にまとめてご紹介します。

 

プログラミング教室には4種類ある！

プログラミング教室には大きく分けて4つのタイプがあります。

 

• プログラミング教室（モニターで行う）
• ロボット・ものづくり系教室
• パソコン教室
• STEM教育系スクール

 

プログラミング教室（モニターで行う）とは？

プログラミング教室の中でも最も王道なのが、パソコンやタブレットの画面を使ってプログラミングをする「（王道）プログラミング教室」です。

 

使用する教材は、初心者でも学習しやすい教育用プログラミング言語（Scratch、VISCUIT）か、大人が使う本格的なプログラミング言語（Javascript、C#）です。

 

ただ、ほとんどの学校ではビジュアルプログラミング言語を使用しているので、全くの初心者でも緊張せずに学ぶことができます。

 

また、ゲームを作りながらプログラミングを学ぶスクールも多いので、「普段からゲームが好き！」というお子さんにもおすすめです。

 

幼い頃に夢中になって趣味にし、実際の仕事に活かしている人もいます。将来、エンジニアになりたい!これも「将来エンジニアになりたい！」というお子さんにおすすめです。

 

ロボット・ものづくり系教室とは？

ロボット教室は、プログラミング教育の中でも最も数の多い教室です。

 

レゴ®︎ブロックなどのブロック素材を使ってロボットを組み立て、プログラミングして動かすことがカリキュラムが中心です。

 

子供の頃からレゴに興味を持っていたお子さんであれば、間違いなく好きになってしまうタイプのスクールです。......

 

ロボット教材を購入する学校の場合、問題は教材費が高くなりがちなことかもしれません。

 

パソコン教室

プログラミング教室の中でも、パソコン教室は比較的月謝が安い傾向にあります。

 

社会人やシニア向けに開校した教室が子供向けに拡大していくパターンが多く、立地の良さも魅力の一つです。

 

家電量販店やショッピングモールの中にあるスクールもあり、子どもの送り迎えがしやすいのが特徴です。

 

お子さまの習熟度に応じて物足りなくなるかもしれませんが、「とりあえずやらせてみようかな？」とお考えの方にはお勧めです。

 

STEM教育系スクールとは？

近年、STEM教育を行うスクールが増えています。

 

STEM教育とは、Science（科学）、Technology（技術）、Engineering（工学）、Mathematics（数学）の頭文字をとったもので、理系科目を総合的に教えるスクールと考えてよいでしょう。

 

プレゼンテーションや探究的な学習に力を入れている学校が多いので、新しい時代に向けて自立した子どもを育てたいと考えている人にはぴったりです。

 

以前はSTEM教育でしたが、最近は「芸術と文化」（Art）の要素を加えてSTEAM教育に進化しています。

 

各教科を勉強して知識を得るという段階に落ち着くのではなく、コンピュータを使って日常生活の中で問題を解決する能力や、科学的思考、数学的思考を身につけることが求められている。

 

STEAM教育は、学校以外でも実施可能です。
現在では、学年に応じて無理なくSTEAM教育を学べる学校や教材が増えてきています。

 

海外では当たり前？STEAM教育が注目される理由

海外では日本以上にSTEAM教育が盛んに行われている例があります。

 

例えば、シンガポールでは、STEM Inc.という組織が設立され、STEM教育を指導する専任スタッフが配置されています。
また、アメリカでは、問題解決型学習を実践する小学校から高校までの複合教育機関「High Tech High School」がSTEAM教育を推進しています。

 

日本では、このような専門機関による大規模なSTEAM教育の実施には至っていませんが、徐々に環境が整いつつあります。
おかげで、民間企業以外の学校でもSTEAMの導入を報告するところが増えてきました。

 

未来の教室 ～ラーニング・イノベーション～

経済産業省のポータルサイト「未来の教室 ～ラーニング・イノベーション～」では、「未来の教室」実証実験の進捗状況や、国内外のEdTechに関する最新情報を提供しています。
また、GIGA Schoolの教育者向けパッケージ製品を紹介する特集もあります。

 

ICTを活用した授業やSTEAM教育を意識した授業の実践例を多数掲載しています。
また、最新の子ども向けプログラミング教材やICT機器の情報も掲載されているので、日々の情報収集にも役立ちます。

 

STEAM JAPAN

株式会社バーバラプールのウェブサイト「STEAM JAPAN」では、最新のSTEAM教育に関する情報を提供しています。

 

イベントやインタビュー、日本での実践例、世界でのSTEAM教育の実践など、STEAM教育に関する記事が豊富に掲載されています。
STEAM教育に関する幅広い情報を収集したいときや、授業のヒントを探しているときに見ると良さそうです。株式会社バーバラプールのウェブサイト「STEAM JAPAN」では、最新のSTEAM教育に関する情報を提供しています。

 

聖徳学園中学・高等学校の取り組み

聖徳学園中学校・高等学校では、STEAM教育のための新校舎を建設しました。
4台の大型モニターが設置された部屋、ビデオ編集ができる部屋、300人収容の多目的ホールなど、子どもたちが創造的な学びを発揮できるスペースが用意されています。
同校のウェブサイトでは、クレイアニメ制作を通じて各教科の知識を横断的に活用するなど、さまざまな教育実践例が紹介されています。

 

まとめ

STEAM教育の実践を考えるとき、何も知らずに指導案を考えたり、教材を用意したりするのは難しい。
まだまだ実践が少ない段階ではありますが、実践は蓄積されています。

 

新しいタイプの教育なので、他の学校や塾の実践例を参考にするとイメージが湧きやすいと思います。

 

また、他の実践で実際にどのようなICT機器が使われているのかを調べることで、授業の計画も立てやすくなると思います。
ぜひ、参考にしてみてください。