2020年からのプログラミング必修化によって、ロボット教室は今や定番の習い事のひとつとなりつつあります。
実際に多くの親御さんが「子どもの将来のためになるから」とお子さんをロボット教室に通わせるようになりました。
そこで今回は改めてロボット教室で期待できる効果や実際に通ってみてわかった我が子の変化についてもお話していきたいと思います。

ロボット教室で期待できる4つの効果

ロボット教室で期待できる効果は、主に4つです。

論理的思考力が身につく

ロボットプログラミングではその指示内容を具体的に整理した上でプログラミングしないと、ロボットは思い通りに動いてくれません。
例えば、「落ちているものを拾って、別の場所に置く」という簡単な動作でも「前に〇秒進んで、腕を〇度の角度にしてものをつかみ、そこから後ろに〇秒下がって、ものを置く」といった具合に動きの順番から細かなところまで指示していかなければいけないのです。
つまり、「ロボットをどのように動かしたいのか考える」ところから始まって、次に「ロボットにその動きをさせるためには、どのようにプログラムを組めばいいかを試行錯誤する」ことを繰り返し、「正しく完成できたときに初めてロボットが自分の思い描いた通りの動きをする」というわけです。
この一連の流れがプログラミング教育でよく言われている論理的思考ということになります。
もともと論理的思考力は試行錯誤を繰り返すことで身につくと言われていますので、ロボットプログラミングは教材としてまさに最適なのです。

創造力や発想力が伸びる

ヒューマンアカデミーのパンフレットでは、ロボットプログラミングについて「個性を育てる正解のない学び」と表現しています。
実際に子どもが作るロボットはそれぞれでまったく異なるものです。
自分なりのこだわりを持って、頭の中でイメージしたロボットを自分の手で作り上げていくのは子どもにとっても楽しい時間になるでしょう。
豊かな創造力や発想力を育てるのにも、ロボット教室は最適なのです。
学校にはない自由度の高さがあるからこそ、実現できることでもあります。

空間認識力がつく

空間認識力というのは、立体の構造を理解する力のことを指します。
大人の方でも苦手意識を持っている方は多いでしょうが、実はロボット作りを通してこの空間認識力を自然に身につけられると言われています。
ロボット作りでは平面の図面をもとに立体を自分の手で作っていくことになりますので、ものの仕組みや構造を学ぶ上で最適なトレーニングになります。

理数系科目への理解が深まる

おそらくほとんどのロボット教室でロボット作成を通して「てこの原理」「摩擦の力」「歯車の仕組み」などについても学ぶことになります。
ただ教科書を眺めるのとは違って、実物を見ながら自分の手で触れながら理数系科目の知識を学ぶことができますので、その分、理解も深まります。
実際に、手を使いながら学ぶことによって脳に経験として記憶されるため、知識の定着度合いが高まるという話もあります。

プログラミング必修化の目的を考えてもロボット教室は最適

プログラミング必修化の目的というものをご存知でしょうか？
簡単に言ってしまうと、「思考力、判断力、表現力などのプログラミング的思考力を鍛えること」「創造力を養うこと」「身近なテクノロジーの仕組みを学ぶこと」「プログラミングを使って各教科の理解を深めること」の4つがプログラミング必修化の目的です。
先ではロボット教室で期待できる効果を4つご紹介しましたが、ロボット教室で期待できる効果とプログラミング必修化で目的としているところはとてもよく似ているのです。
一見すると子どもが楽しんでいるだけに思えるかもしれませんが、ロボット教室では目に見えないところで子どもの能力がどんどん育っています。
また、ロボット教室では先で触れた効果以外にもテクノロジーを活用する力や主体性、プレゼンテーション能力なども身につけていくことができるので、将来社会に出て働くときにも大いに役立ちます。
プログラミング必修化で習い事を……と考えているのであれば、ロボット教室というのはまさに最適なのです。

ロボット教室に通ってみて初めてわかった我が子の3つの変化

我が子はヒューマンアカデミーのロボット教室に通っているのですが、やはり実際に通うようになって初めてわかる変化もありました。
我が子で変化を感じられたのは、以下の3つです。

「たった3つ？」と思う方もいるかもしれませんが、やはりロボット教室に通う前と後ではまったく違います。
生活態度や成績、雰囲気などとてもプラスになっていると実感できています。

子どもの将来性を広げるため、親にできること

子どもの将来性を広げるため、親にできることとは何でしょうか？
それはズバリ、教育の機会を増やすことです。
インターネットの普及によって、時代の流れは急激に速くなりました。
ここ10年の変化がすさまじかったように、これからの10年も目まぐるしく変化していくでしょう。
「AI（人工知能）に仕事を奪われる」という話がありますが、それもどんどん現実味を帯びてきています。
だからこそ、どのような時代になっても通用する本物の力が今の子どもたちには必要なのです。
本物の力というのは「問題を解決する力」「自立的に学習する力」「情報技術を使いこなす力」などのことで、これらの力を育てためにはロボットプログラミングが最適なのです。
これからの時代、暗記の学力だけではどうにもなりません。
自ら課題を見つけて、解決するために必要な「思考力」「判断力」「表現力」なども養っていかなければいけません。
そして、こういった力に性別は関係ありません。
もしお子さんが女の子であることを理由にロボット教室へ通わせるのを悩んでいるのであれば、その先入観は捨ててしまいましょう。
性別に関係なく、子どものうちにプログラミングの考え方や仕組みを学ばせることで、将来的にさまざまな職業への準備ができるようになります。
プログラミング学習で得たスキルは性別はもちろん、理系文系を問わず役に立つものです。

まとめ

ロボット教室では自分の手を動かしてブロックを組み立て、自分が思うようにプログラミングをしていきます。
その過程を経験することで、子どもにはさまざまな変化が起こります。
「子どもの将来のために何か準備をしたい」「新しいことに興味を持ってもらいたい」と思っているのであれば、是非一歩を踏み出しましょう。

おすすめのロボット教室４選

ヒューマンアカデミー

全国に1400校以上ある国内最大規模のロボット教室です。
ロボットのプロが監修した教材とコスパ、通いやすさが魅力です。

アーテックエジソンアカデミー

全国に900校以上あり、老舗教材メーカーが監修したオリジナル教材が魅力です。
ロボット作成よりもプログラミングに力を入れています。

クレファス

レゴを使ったロボットプログラミング教室で、理数系の学びやプレゼンテーションにも力を入れています。
オンライン授業のe-crefus(イークレファス)もあります。

LITALICOワンダー

レゴを使った自由度の高いカリキュラムが魅力です。
東京・神奈川・埼玉の3都県のみですが、オンラインもあります。